ある時、ペアワーク（ヒーラー同志がかわりばんこに癒しあう練習のこと）をしていた時に、「自分がこのテーマ（セッション）に向き合っていない」ということに気付いてしまったことがあります。
その日の自分は、相手のヒーラーさんからの問いかけに対して、考えて答えているつもりでいるのですが、自分の事を喋っている実感のない、どこか他人事のような目線で答えている妙な感じがありました。自分の気持ちと距離を置いている様な、そんな感じがしたんですね。
そんな姿勢の私だったので、当然のように問題の核心からのらりくらりと逃げ続けて到達することができませんでした。
ペアワーク後の振り返りで相手のヒーラーさんとその事について話し合うなかで、「癒えたくない」「向き合いたくない」というのはこういうことなのか、と自分が起こしたことながらショックを受けたことを覚えています。
このように、セッション中にどこか他人事のような、感情が遠くにあるような気持ちになっている時は、「本当に今自分は自分の問題に向き合っているか」と疑ってみてもよいかもしれません。セッションを受けようと考えた、ということは、少しでも自分が変わりたいこと、向き合いたいことがあって、変わるべく行動に移したということですよね。その自分の気持ちに応えたいと思うなら、自分の思いを丁寧に感じ取ろうと心掛けながら、セッションに臨むのがおすすめです。