私は、自己啓発系の本が好きで、いろんな本を買っては自分の行動を変えるべくチャレンジをしています。
試して、うまく習慣化できたものもありますが、もちろんできなかったものも数知れず。
(※うまくいった例の一つをブログで紹介しています)
そんな中、最近買った本の中で、面白い観点でとらえているものがありました。
それは、「未完了はあなたのエネルギーを奪う」ということ。
ここでいう「未完了」というのは、
・「今度ぜひ飲みに行きましょう!」 と言ったきりなにも進めていない
・冷蔵庫の中に使われていない調味料がある
・子供の頃にもらったお年玉を、全部貯金しておくねと言われその後どうなったか知らない
といった、自らの意思で区切りをつけていない物事のことを指します。
スピリチュアルな観点でいってもこれはとても納得のいくことで、例えば「後悔」や「恨み」などを抱えていると、そこにエネルギーを大量に割かれてしまうんですね。
これも、まさに「未完了」と言えます。
面白いな、と思ったのは、
未完了がある人は、スタート地点で遅れているので、成果を出す状態になっていない
と言い切っているところです。
この本はもちろんこれだけが言いたいことではありません。(むしろ本題はここからです。)
ですが、冒頭でいきなり、
「このワークをしておかないと、ここから先で紹介することもうまくいかないよ!」(意訳)
と、ただちにこれを読者にさせるわけです。
具体的には、
①10分間で未完了を20個挙げる
②いますぐ、15分で順番に完了させていく
という手順をとります。
「いますぐ片付かないものはどうするの?」
という問いにも具体例で答えてくれています。
例えば、
【夫婦喧嘩】
今すぐ相手に電話して謝罪する
【貸したお金】
今すぐ相手に電話し、返すつもりがあるか聞く。もしくはあげたことにするから返さなくていいと言う
といった具合です。面白いですよね。
この著者はほかにも
「未完了はいったん発生すると、完了までなくならない。 そしてなくなるまでの間、あらゆるエネルギーを 引き寄せ続ける引力を発生させる」
と表現していて、霊的摂理として納得のいく観点を持っていらっしゃるな、と思いました。
ここに書いたのはほんの一例で、実際はもっと詳しく、理由なども明確で面白く感じました。
なにより、断捨離という言葉を聞いても気乗りのしない私ですが、「エネルギーを奪う未完了を探して、完了させよう」と思うと不思議とすんなり動けたのです。
先延ばしにしがち、という行動パターンのある方など、試してみる価値はあると思いました。